お彼岸に種蒔き


お彼岸は、お中日(春は春分・秋は秋分)はさんで前後3日の合計7日間です。

初日を彼岸の入りといい、最終日を彼岸明けといいます。

多くの方がお墓参りなどのご供養をされると思います。

『今日彼岸 菩提の種を 蒔く日かな』 
きょうひがん ぼだいのたねを まくひかな)
   <与謝 蕪村(よさ ぶそん)>

〔意味〕
 お彼岸にあたり、悟りの花を咲かせる種を蒔きましょう。

菩提とは、悟り。目覚める。という意味です。


お彼岸は、祖先を敬い、亡くなった方々を偲ぶ行事ですね。


祖先や亡くなった方に思いを寄せた時、感謝や尊敬の念を頂き、その有り難さに気付き目覚める。その気持ちがお参りという行為になっていきますよね。

それこそが悟りの境地であります。


その仏様のようなお心とお姿でお参りされれば、きっと菩提を弔うことが出来るのではないでしょうか。


亡くなった方に思いを寄せ、自己を見つめ直す時間がお彼岸です。


色々と悩み迷いがある方は、何も考えずお参りしてみましょう。

行く事に意義があります。

行く事(行為)が悟りの花を咲かせる種まきです。


折角頂いたお彼岸のご縁大事にしたものですね。

 

合掌