お彼岸は、お中日(春は春分・秋は秋分)はさんで前後3日の合計7日間です。
初日を彼岸の入りといい、最終日を彼岸明けといいます。
多くの方がお墓参りなどのご供養をされると思います。
『今日彼岸 菩提の種を 蒔く日かな』
(きょうひがん ぼだいのたねを まくひかな)
<与謝 蕪村(よさ ぶそん)>
〔意味〕
お彼岸にあたり、悟りの花を咲かせる種を蒔きましょう。
菩提とは、悟り。目覚める。という意味です。
お彼岸は、祖先を敬い、亡くなった方々を偲ぶ行事ですね。
祖先や亡くなった方に思いを寄せた時、感謝や尊敬の念を頂き、その有り難さに気付き目覚める。その気持ちがお参りという行為になっていきますよね。
それこそが悟りの境地であります。
その仏様のようなお心とお姿でお参りされれば、きっと菩提を弔うことが出来るのではないでしょうか。
亡くなった方に思いを寄せ、自己を見つめ直す時間がお彼岸です。
色々と悩み迷いがある方は、何も考えずお参りしてみましょう。
行く事に意義があります。
行く事(行為)が悟りの花を咲かせる種まきです。
折角頂いたお彼岸のご縁大事にしたものですね。
合掌
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
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