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たとい難値難遇の事有るとも、必ず和合和睦の思いを生ずべし

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たとい難値難遇の事有るとも、必ず和合和睦の思いを生ずべし

(たといなんちなんぐうのことあるとも かならずわごうわぼくのおもいをしょうずべし)

  [洞谷記 瑩山禅師]

 

 たとえ、極めて困難なことに遭遇したとしても、必ず和合し睦み合う思いを起こしなさい。という意味です。

 瑩山禅師が開山された大本山總持寺は現在神奈川県ですが、元は石川県輪島市です。

 瑩山禅師は五十歳で永光寺を開山され、その後、能登の總持寺を開山されました。晩年は永光寺で過ごされ六十二歳で遷化されました。 永光寺を護るため肝要なことは、出家在家を問わず「一味同心」みんな一致団結することである、と瑩山禅師はお示しです。

 いかなる困難があろうとも、人々の苦しみや悲しみを我が事のように受け止め、助け合い、支え合い、仲よく生きることをお説きです。