「和敬静寂(わけいせいじゃく)」の和敬とは、和らいだ心で接しお互いに敬うことです。静寂とは、落ち着いた心です。
人間全く同じ人はいません。だから一人一人の存在が尊いのです。
仲が悪いとケンカになり、周りに人へも悪影響を与えます。悪化すると殺し合いになります。そして、戦争になります。
この状態は、心が乱れ相手を敬っていませんね。
仲良しがいいですよね。(=和合)
仲良しというのは、ただ相手に合わせるということではなく、自分の個性をそのまま相手の個性もそのまま認めて一緒に過ごすことです。
勿論、個性をそのままといってもわがままな自分でいることとは違います。
わがままな自分は捨てないといけません。
平和という字は平らに和やかと書きます。どちらかに合わせるのでなくお互いの居心地の良い中心に歩みよるのです。穏やかにおさまることが大切です。
それには、慌てず腹を立てず落ち着いて、自分を見つめ相手のことを考えてみることです。
相手を敬うこと人として忘れてはいけませんよね。
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
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