喉頭隆起(こうとうりゅうき)は、俗に喉仏(のどぼとけ)とも言い、喉の中間にある甲状軟骨の突起したところです。
その形状が坐禅をしている仏様の姿に見えるために喉仏と言われます。
実際は、外部から坐禅をしている姿を確認する事は出来ません。
この軟骨である甲状軟骨は火葬の温度には耐えられずに消失するらしいです。
しかし、火葬後の遺骨で「喉仏があった!」と言われ大切に収骨されます。
火葬後の遺骨で、坐禅する仏に見える骨は、喉頭隆起の位置とは無関係の椎骨(脊椎を形成する骨)の一つである第二頸椎らしいです。
つまり、喉仏の中間にある突起した骨(男性が声変わりで突起する骨)は火葬で灰やチリとなり、死後に喉仏と言われるのは別の箇所である首の骨(第二頸椎)ということであります。
私たち人には、喉仏と呼ばれる箇所が2つあるということになります。
喉の中間にある突起は、本当に坐禅の姿をしているのでしょうか?
私は見たことがないです。
お医者様に尋ねてみたいです。
どちらにせよ、いつもどっしり坐って護って下さる仏様が身体の中にいるとはありがたいものです。
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
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