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回光返照の退歩を学すべし(えこうへんしょうのたいほをがくすべし)
[普勧坐禅儀 道元禅師]
回光返照とは、自分の外ではなく、自分の内面に向け、謙虚に自分自身を見つめ直す。
退歩とは、根本に戻る。一歩退く。
歩みを止め、二歩も三歩も退いて、仏様の御教えに照らして、自分自身を謙虚に顧みなさいという意味です。
仏様の御教えに照らすとは、自分自身をよくよく観察し、我利我欲を抑制し、繰り返し謙虚に顧みることで、苦悩から脱落し、真実の自己が成就します。
人は自分の思い通りにいかないと、外に原因を見つけようとし、自分を見失い、苦悩の原因を自分でつくり出します。
素直で謙虚に、自分の内側に向けて自分を明るく照らせば真実の自分が現れます。
自分を大切に一日一日を大事に過ごしてまいりましょう。何事も自分次第です。
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
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