災難に遭ふ時節には 災難に遭ふがよく候
一八二八年、越後三条を襲った死者千六百余人の大地震。見舞をくれた知人へ良寛和尚の返信手紙。
地しんは信に大変に候。野僧草庵は何事なく親るい中死人もなくめで度存候。うちつけに 死なば死なずてながらへて かかるうきめを見るがわびしき
しかし災難に遭ふ時節には災難に遭ふがよく候 死ぬ時節には死ぬがよく候 是はこれ災難をのがるる妙法にて候 かしこ 良寛
自分や家族は無事である。生きながらえたことで、人々が悲しみに打ちひしがれる姿をみてやるせない思いである。災難にあうときはあい、死ぬときは死ぬ。これが災難から逃れる方法でしょう。
現実を受け入れ、精一杯に生きる。災難と思った時災難にあう。
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
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