<概要>

宗派 曹洞宗(禅宗)
本山  永平寺(福井県)
  總持寺(神奈川県)
宗祖 道元禅師(永平寺)
  瑩山禅師(總持寺)
本寺 夢中山幻住寺(久米郡美咲町)
開創 1525(大永5)年
本尊 十一面観世音菩薩(本堂)
  聖観世音菩薩(観音堂)
開山 大網愚溪大和尚(幻住寺6世)
開基 大河原大和守
   

<少林寺の使命>

 仏教に基づき、いのちと向き合い、ご縁を大事に、仏様と出会う「少林寺」は、檀信徒・地域の人々の目線で、仏教・仏事を分かり易く伝えます。

 

一、禅の道場として禅の道を歩みます

一つ一つ丁寧に、善い行いにつとめ、身と心を正しく整えます。

 

一、救済に勤めます

葬儀・法事・先祖供養、法話、祈祷は、真心を込めお勤めします。

悩み苦しみに寄り添います。

 

一、人々の交流の場となります

檀信徒・地域住民をはじめ皆が集い、地域に貢献し平和な社会の実現に勤めます。

 

地域不動のお寺として、あなたの故郷のお寺となり、人生の苦しみ喜びを共に歩み、安心出来る心の拠り所を目指します。

 

住職 合掌

 

<歴史・沿革>

 当山は、小森山圓福寺(中北上1319番地)と称していたが、後醍醐天皇が隠岐島を脱出、船上山の名和長年に身を寄せられた1333年頃兵火によって焼失。

 

 その後180年程そのままになっていたが、1516(永正13)年11月に幻住寺六世大網愚溪大和尚が、当時の岩谷城主大河原弾正の懇請を容れて、後に少林寺末寺となる観音寺の地(中北上1161番地)に小庵を建立し、山号を山形臥龍に似たるを以て澤龍山とし、1525(大永5)年1010日に「澤龍山小林庵」と称し開堂。

 

 1597(慶長2)年、大河原弾正の三男智麟首座小林修理の修繕を得て、庵から寺に改称「小林寺」とした。

 

 1767(明和4)年頃の中北上村は、相州小田原の大久保藩の領地で西川(現在の美咲町)代官所を設けて領内を支配していた。当山七世物外璿山大和尚が、その西川代官高橋文右衛門の賛助に依り、50余ヶ村民の出役を得て現地に移転し寺名を小から少に改め「少林寺」とした。

 

 1841(天保12)年少林寺13世泰山豊秀大和尚が開山となり、少林寺の旧跡地に少林寺末寺として「龍頭山観音寺」を開き6世まで続くも、2006(平成18)年に建物の老朽化のため少林寺と合併する。